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#431 30/03/04

『水』の世紀

水というこの地球でも最も大切な資源について、すでに数回拙文を書いている。もちろん水に関心があるから書いたのであるが、「老生」がいつ頃から水に関心を持ち始めたのかは定かではない。

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確かではないが、それはおそらく30年前ころであったような気がする。1972年にストックホルムで開かれた国連の人間環境会議があった年であったように記憶する。

2002年10月12日の拙文#329のなかで、マルク・デ・ビリエ著の「水、われわれの最も貴重なる資源」という書物に啓発されて書いた文章がある。また、2003年3月31日には『水と対イラク戦争』なる主題で#368を書いた。

上記のように水資源に初めて関心をもったのはおよそ30年前であったが、前回かいた拙文430にも関係して、またまた『水』について書きたくなった。いったい何故なのか自分でもわからない。書きたいから書きたいのである。

前文#430を書いたのは、おそらく英国で発明された消火装置に使われる水の量が恐ろしく少ない点に興味を引かれたためである。装置自体の技術的な点にももちろん大きな印象を受けたが、装置に必要な水の量の少なさも驚いた点である。

この新装置の日本への紹介を目的として、その開発者にはすでに連絡を取っている。自分の経営する会社として日本への輸入販売の権利を取得するためであることは言うまでもない。すでにしてアクションをとっているからこそ、こうして拙文にも書いてしまうのである。

さて、『水』に再度戻ろう。「老生」が知る限り、最初の『世界ウオーター・フォーラム』がモロッコのマラケッシュで開かれたのは1997年であった。昨年3月には『第3回ウオーター・フォーラム』が日本の3つの都市で開催されたはずである。

昨年3月は「老生」が肺結核を患った頃である。そういう事情で、とても世界情勢に気配りするだけの心の余裕はなかった。したがって、これらのフォーラムの結果については残念ながら承知していない。世界各国の「水事情」はいろいろと変化はあろうが、全世界の事情にはまったく変化はないはずである。地球上に存在する水の97.5%は海水であり、2.5%が淡水である。また人間が利用可能な水は全体のうちわずかに0.001%である。

上記の諸事実に対処して、人間が利用できる水の量をふやすためには、おそらく海水の淡水化技術ではなかろうか?淡水化技術にもいろいろある。どの技術が最も効率的なのか。「老生」思うに、それはROと呼ばれる逆浸透膜なる技術ではないかと思う。

読者は「老生」の拙文#378をご記憶であろうか?RSE(急速スプレー蒸発)と呼ばれる技術であり、米国のAquaSonicsという会社が開発したものである。『老生』は社員を送って調査させたが、結論としてはいまだ完成というには遠いということであった。この技術は「老生」自身がパソコンを用いて発見したものであったので、『見送り』の決断をするのは大いに残念であったが、仕方がないことである。自分で発見した技術にはそれなりの愛着がある。しかし、物事にはできる事とできない事が厳然として存在する。

「老生」の理解では、日本という国は淡水化技術では進んでいると考える。もちろん他国にも進んでいる国は多い。米国、ドイツなどなどである。友人のビジネスマンの一人が中南米でドイツ製の装置を販売して、そこそこの成績をあげている。これは逆浸透膜のものである。

この友人に頼んで、ドイツのメーカーを紹介してもらうべきか?おそらく、それが現在のところ最も現実的な方法であろう。


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