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#424 11/02/04

オーストラリア英語は「トリプルA英語」

このページの拙文#412に書いたように、昨年11月の末にオーストラリアに旅をした。「老生」を含めると合計4名のパーテイーであった。パース、エアーズロックそしてシドニーを巡った。「老生」を除く3名はすべて愉快な人々で、全員その旅を十分に楽しんだ。

ところがシドニーの最後の日に「老生」はとんでもない「チョンボ」をしてしまった。何と自分のパスポートを紛失したのである。よって、他の3名とともに帰国は不可能となってしまったのである。パスポートを再発行してもらうには、もう一晩泊まらねばならない。翌日は金曜日なので、ともかく朝一番で日本総領事館に走った。その日のうちにパスポートを入手できなければ、週末を挟んでさらに数日必要となる。

そこで総領事館に走ったわけであるが、トラベルドキュメントを申請すると、領事館の人が言う、「全く問題ありません。まず警察に電話してパスポート紛失の届けを出し、「事件番号」を貰ってきてください。警察の電話番号はここにあります。その番号を入手次第戻ってきてください。そうすれば今夜のフライトに乗れますよ」

そこで、「老生」はホテルにいったん戻って警察へ電話し、パスポート紛失の届けをした。名前、住所、生年月日などなども届け、そしてその「事件番号」なるものを求めた。

警察官は親切な女性であったが、その人物が言った、「ハイ、あなたの番号はアイ、アイ、アイの1234番です」「老生」はいささか混乱して「オフィサー、そのアイの最初のやつは、例えばアメリカのAですか?」と訊いた。オフィサーは言う、「イヤ違います。イタリーのIです」。「老生」はさらに訊く。「では、二番目のアイはアメリカのAですか?」オフィサー「そうです、アメリカのAです」

そこで「老生」はまた訊く、「では、三番目のアイは何のアイですか?」オフィサーが答える、「それはアイングランドのEです」と言う次第でその「事件番号」はIAE1234と決まったわけである。

急ぎ領事館にこの「三つのアイ(トリプルA)」を含む番号を届け、よって、仮旅券を貰い、その金曜日の深夜便に無事搭乗した次第である。他のメンバーより遅れること24時間の帰国であった。

従って、これはハッピーエンドというべきであろう。最後の夜(木曜日)は一人で少々寂しかったのは、考えてみれば至極当然であった。なにしろ、他の3名はとても愉快な仲間で、一緒のときは、数分おきに誰かがジョークを飛ばし、他の3名が笑い、笑い、そして笑っていたのだから、木曜日の夜に一人ホテルで眠るのは寂しかったわけである。

シドニーの宿は「トリプルA」のホテルであった。一人で過ごしたホテルも同じホテル、すなわち「トリプルA」そして警察での「事件番号」も「トリプルA」それにしても、オーストラリアの幼稚園か何かで子供たちにアルファベットを教える場合に、先生はどう発音するのであろうか?

「ABCDEFGHI・・・」というのは、もしかすると「ABCDAFGHA・・・」ではなかろうか?外国人の「老生」の耳には、これらのアイはすべてAに聞こえる(だからこそトリプルAと名付けたのだが)。これらのアイにも現地の人々には僅かでも違いがあるのであろうか?

ポリース・オフィサーに対して「老生」は事実質問したのである。「ご当地ではAとEとIは全部アイと発音するのですか?」と。オフィサーは平然と答えた。「ハイ、勿論そうです。でもアメリカ人やイギリス人のような外国の方々は少し異なる発音をされるようです」

最後に、「老生」の旅仲間とは、まず「老生」のファミリー・ドクターご夫婦。そしてもう一人は日本人でありながら、アメリカでビジネスの会社を起こし、大成功している人物である。「老生」を含めて全員がジョーク好きで、人生をエンジョイしている素晴らしい人々である。今回は「ハッピーなオールドマンとハッピーな仲間たち」の物語でありました。


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