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#396 14/09/03

肉食い人種と雑食性人種の違い

ニューサイエンテイスト誌9月6日号はなぜか「老生」にとって興味がある記事が多い。水陸両用車もこの雑誌から発見したし、それがビジネスに発展しそうである。ニューサイエンテイストさまさまである。ロンドンの方角に足を向けては寝られない。

その雑誌の19ページに別の記事がある。「肉食い人種と雑食性人種の違い」という題である。まずはその記事の引用から始めよう:

『人間はベジェタリアンの祖先から進化して肉食い人種にまで進化した。ご先祖様の歯の研究から、肉を食い始めたということ自体がヒト属の夜明けだったことが明らかになった。

『1999年に研究者たちが動物の2千5百万年前の骨に齧った跡を発見したのである。だが、それがヒト科の動物によるものかどうかは誰にもわからなかった。アーカンサス大学のピーター・アンガーが初期のヒト科の動物は、その直接の先祖、すなわち、アウストラロピテカス・アファレンシス(あの有名なルーシ化石)より歯が鋭かったことを発見した。

『肉を食うには摩り下ろしよりは切り裂くことが必要である。切り裂く能力は先端の尖った傾斜によって決まる。アンガーによれば、「より固い食い物を食うには鋭く尖った歯が必要」なのである。彼の発見は、初期のヒト科動物の歯はゴリラの歯より鋭いことである。ゴリラの歯は固い葉や幹を食うが、肉ではない。

『しかし、A.アファレンシスの歯は初期のヒトの歯のように浅いだけでなく、チンパンジーの歯よりも浅いのである。云うまでもなく、チンパンジーは熟した果物などを食い、肉はほとんど食わない。ハーバード大学の考古学者リチャード・ランガムは言う、「アンガーが見せたのは初期のヒトの歯がA..アファレンシスあるいはチンパンジーよりも固い食い物に適していた」と。

『アンガーは、レーザーを使ってそれぞれの歯をスキャンし、地理的情報システムを使って、まるで景色のように歯の表面のマッピングをしたと、先月おこなわれたアーカンサス大学でのシンポジウムで話した。使ったために磨り減った歯を比較する方法を発見する必要があったのだ。磨り減っていない歯の化石を発見することは非常に困難なのだ。それに先立つ研究で、彼はその技術が正当であることを確認したが、確認方法は、どれだけ磨耗していても、歯が種の間で異なることを示すことによって確認したのである。

科学者の観点はこのように違うのである。天才の考え方は凡才のそれとは異なるのだ。天才はやはり天才なのである。『多田野年頼』を含む凡才はしょせん天才とは違うのである。


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