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#213 20/11/00

東京都のデイーゼル追い出し計画

本日(11月20日)の英文読売を読んでトンネルの先に少しの明かりを見た感じがした。その政治家としての基本スタンスには常々違和感を覚えている東京都知事、石原慎太郎氏ではあるが、たまには良い事もするものである。読売の記事の一部を紹介させて頂きたい。

「東京都とおよそ100の私企業が、大気汚染元凶の一つと見られるデイーゼル搭載のトラックを、液化ガス(LPG)及び加圧天然ガス(CNG)を燃料とするトラックに、今後5年間に変えていく計画に合意した。

(著者注)いうまでもなくこれらは石油そのものと比べると、環境汚染は少ない。特に軽油を燃やすデイーゼルエンジンの場合は比較にならない位違う。

「この低公害トラックについての正式発表は今日行われる都の政策会議の結果として行われる予定である。トラック・メーカーは、環境にやさしい車の生産を増やし、同時にその価格を下げる計画である。一方、石油会社には、ガス燃料を供給するサービス・ステーションの数を増やすことが期待されている。

「この計画、すなわち、より少なく環境汚染をする自動車に変換をせまられる産業の側からの担保に相当するように見える計画は、東京都民の環境意識を向上させると期待される。そしてそのデイーゼル・エンジン付の車を、より環境にやさしい車に代えさせると期待される。

「石原知事の率いる東京都からの、CNGあるいはLPG車への度重なる変更要望への度重なる依頼にもかかわらず、産業界は、そういった車のコストがデイーゼル車の二倍高になるとの理由で、なかなか首を縦に振らなかった。

「CNGやLPG給油スタンドの数の少なさ(いわゆるインフラ未整備)を盾にとって、トータルとしてのコスト高が悪循環に貢献してきた。今年の6月に都はデイーゼル車を多数使用する運送業者、自動車メーカー、ガス供給業者などの、立場の異なる三者を交えた合同会議を持ち、排気のクリーンな車の数を増加させる計画について討議した。

「同時に、都としては、関係する大手の東京を本拠とする95社を個別に訪問して、今後5年間に排気のクリーンな車の導入を実行するように説得した。

「これら民間会社にはトータルでCNG車4575台、LPG車5074台の導入が期待されている。

「また、一方では、イスズ社を含めたトラックのメーカー五社には、CNG,LPGトラックの増産が期待されている。月曜日(11月20日)の会合の後に、その計画を正式発表するが、もし、都との合意の通りに需要が上昇するなら、トラックのコストは従来の二倍とされていた予想から、1.35ないしは1.5倍程度まで引き下げが可能と正式発表が予想される。

「老生」は上記されている「今日の会合」が何時なのか全く知らない。ただ、今日その会合が開かれるということだけである。従って、結果の発表がいつなされるのかについては全く判らない。が、結果がどうであろうと、明日あたりは全国の地方新聞には記載されるであろうと思われる。「老生」としては、関係三者、すなわち自動車メーカー、ガス供給者およびトラック使用者(運送業者)が、もつれなく合意に達することを希望する者である。

これは小さな一歩かも知れない。しかし、いかに小さくとも、前進の一歩であることは間違いない。少なくとも後退でないことは間違いない。そして、「老生」としては、このような前向きな姿勢が、東京だけでなく、全国に展開されることを切に希望する次第である。さもなければ、この地球の将来に希望が持てないではないか?

再度言うが、『是々非々』をモットーとする「老生」にとって、石原知事もたまには良い事をするものである。スタンド・プレーの臭いがプンプンするが、この際鼻をつまんで我慢しようではないか諸賢よ!


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