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抗酸化物質、何をどれだけ摂るべきか?

 いままで述べたのは、すべてある種の病気に対処する目的で用いた坑酸化食品による栄養的アプローチです。しかし、ただ単に現在の健康をそのまま維持したいと願う健康な人にとって役にたつのでしょうか? 健康な場合には、坑酸化物質あるいは坑酸化食品はまったく不要なのでしょうか?

 坑酸化物質の有効性を計る手段として科学者にはいくつものテスト方法があります。どの方法がベストかについて合意がなされていないだけです。たとえば、読者が、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が酸化されないように守る目的で、特定の坑酸化物質がどの程度有効かを知りたいとします。答えは簡単で、読者自身の酸化モデルによってあるていどは決まっているからです。完璧とは言えないのは確かです、しかし、それにもかかわらず、これには一定のパターンがあるからです。

 酸化ストレスのモデルには普通ビタミンCが先ず使われます。ビタミンCが「ガス欠」になると、次にビタミンEの番がきます。ビタミンEが無くなると、それがすなわち脂質の過酸化の開始です。ビタミンCあるいはビタミンEを追加して摂取すれば脂質の過酸化はストップします。しかし、タンパク質の酸化は別です。タンパク質を守るためには他の坑酸化物質、例えばシステインとかグルタチオンのようなものが必要です。いずれにせよ、坑酸化に関する限り、単品では、つまり活性酸素に対抗するのに1つの坑酸化物質で当たるという方式では、理論的にも実際にも誤っているのです。ビタミンP(フラボノイド)はビタミンCとビタミンEの後方支援をしますし、必要な場合には、ある程度までは取って代わるピンチヒッターの役割さえします。

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