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第4章のまとめ

1、活性酸素は心臓病をはじめとした各種の疾患の原因となることは明白。これに対抗する抗酸化食品も数多くあるが、いずれも単品での摂取では効果が少ない。その理由は、抗酸化物質はいつでもチームとしての連携プレーが得意業。

 

2、多くの疾患の治療に用いられる薬品は複雑なアプローチであり、複雑なアプローチは往々にして複雑な結果を招く。カーブ球より直球勝負が好ましい場面が多い。

 

3、空気のきれいなストックホルムと、空気の汚れたロンドンとで、小児喘息の発生率が同じだという事実は一考を要する。摂取する抗酸化物質が、その違いを生み出すという仮説は説得力がある。

 

訳注4― MPTPはテトラヒドロキノロンと呼ばれる神経伝達物質の1つ。

 

訳注5− 血液脳関門。BBB(Blood-brain barrier)とも呼ばれ、脳に栄養素を供給する毛細血管からなる。一般に脳の代謝に必要な物質は入り易く、脳内で生産される物質は通りにくい。これによって脳は外部環境の変化や有毒物質から守られている。

 

訳注6― 腫瘍壊死因子。TNF(Tumor Necrosis Factor)またはカケクチンとも呼ばれ、ある種の移植性腫瘍の出血性壊死を引き起こすマクロファージが産出するポリペプチドホルモン。

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